肩こりマッサージを自分でおこなう時に、こっている場所をマッサージ機や手で揉んでいませんか?
それでも変わらずずっと肩こりではないですか?
今日からこっている箇所よりも胸まわりをマッサージしてください。
それが肩こりから逃れるゴールになるかもしれません。
胸まわりが大切な理由
猫背やストレートネックの場合、巻き肩といって肩が本来より前に出た状態になっています。
下の写真を見て下さい。左が巻き肩で右が正常位置です。

左のように肩が前に入ると首が倒れます。
試しに肩を前にすぼめて下さい。首が前に倒れるはずです。一般的に猫背やストレートネックと言われる状態です。
どんなにこっている場所を揉んでもこれは改善しませんし、これが改善しなければ肩こりになります。
巻き肩の最大の問題はこっている場所ではなく、身体の前側にあります。具体的には鎖骨や胸まわりで、ここが硬くなっている(筋膜が癒着している)と肩を前のほうに引っ張ってきます。
ここを緩めることで首肩への負担が減るので症状も軽くなるといった流れです。
ちなみに先ほどのビフォーアフターで私は首・肩・背中にはいっさい施術していません。前側のみにアプローチしました。(15分ほどです)
マッサージのやりかた
マッサージをする箇所は下の画像の赤枠と青枠です。特に赤枠が重要。

赤枠はこれを見ている方の多くが押したら痛いかもしれませんが、青枠までも痛いなら結構悪いですね。でも、治せるから大丈夫ですよ!
マッサージのコツは、①強くやらない、②押すのではなく擦る、③場所をコロコロ変えない。
反対の手の指(2~3本)でここと決めた部分を擦ります。横に擦ったり縦に擦ったりしますが、1か所につき1分以上は滞在して頻繁に場所を変えないで、”やや痛い”くらいまでに強さは抑えて下さい。

何日か継続すれば最初よりも痛みが無くなっているのに気づくでしょう。これはTVを見ながらでも出来るので楽な気持ちで続けましょう。
このマッサージの最大のメリットは自分でも簡単に出来ることです。(むしろ素人に任せると加減が難しいので、それなら自分でやるほうがいい)
このマッサージの欠点
この方法で一つ頭に入れておいてほしいのは、即効性が薄いということです。やった後のスッキリ感はこってる場所を揉むほうがあるでしょう。
私もここだけで施術を終えることはありません。患者様が辛いのは今ですから。初回であればむしろ今の症状をどうにかしないと楽にはなりません。今がある程度緩和されて未来の施術にとりかかります。
ただ長い目で見ると胸まわりのマッサージのほうが効果的ですので、今までのマッサージに加えて今回教えたマッサージを取り入れることをおすすめします。
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