「他で治療をしてきたが全然良くならない」
との悩みを抱えて来院される患者様の中で、そもそも悪い場所が違う(疾患が違う)という例があります
腰が悪いとの診断を受けて腰を治療してきたが実は別の病名だった等の例です
その中で私が特に見逃されていることが多いと思う疾患TOP2を紹介します
腕の重さやしびれ
上肢の重さやしびれとなると真っ先に疑われるのは首(頸椎)になります
これにより首の診断・治療を行うことが多いですが、似たような症状を出す疾患に胸郭出口症候群というのがあります
首の側面の筋肉や、胸の筋肉、肋骨や鎖骨の隙間で神経が圧迫され上肢に重苦しさやしびれを出します
詳しくは過去ブログに記載しているのでご確認ください
特別珍しい疾患ではないので当院でも治療例は多いですが、診断する側もされる側も”腕のしびれは首”という先入観が強いために見逃されやすく、関係のない首への治療をしていることが多いです
首と併発していることも多いのでその場合は、ある程度までは軽くなったがそれ以降しばらく改善がみられないというような状態になります
坐骨神経痛や下肢のしびれ
これも上記の胸郭出口症候群と理由が似ていますが、坐骨神経痛や下肢のしびれを腰だと思い込み治療しているが全然治らないというパターンです
これは梨状筋症候群というお尻の筋肉による神経圧迫が原因で同様の症状をだします
特徴は”座っていると症状が強くなる”ことです
この疾患であればいくら腰を治療していても全く効果は出ません
詳しくは過去ブログを見てください
まとめ
この他にも見逃されやすいものは沢山ありますが、私がいつも思っているのは”2週間してもなんら変化がない治療”は診断が間違っているか、治療のアプローチに問題があるかだと思っています
難しい疾患でも2週間継続的に治療すれば何らかの良い変化はあるものです
それが2~3か月同じ治療を続けて変化が無いのなら、その先も期待は出来ないでしょう
その時はセラピストも利用者も何か変えなければいけません
私も最もベストな選択を毎回は出来ませんが、変化が無ければ別の疾患を疑うか、治療の内容を変化させています
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