健康、ダイエットのためにランニングを始めてみようかなと思った時に「どんなフォームで走れば良いのだろう?」「どんなシューズで走れば良いのだろう?」と悩むのではないでしょうか。
今回はそんなこれからランニングを始めてみようと思っている方への解説です。ランニングクリニックでの根拠ある知見を元に解説します。

走る距離や頻度
重要なことは”痛みなく継続する”こと。すぐに膝や腰に痛みが出ればそれっきり走らなくなる可能性があります。そうならないためにはまず、低距離、低強度、高頻度での活動を心がけて下さい。
”まずは短い距離でゆっくり走る”と言うのは理解できると思います。高頻度はいいの?と感じるかもしれませんが週1回にドッと走るような活動が最もケガのリスクが上がります。これは中級者以上もなんなら他のスポーツも同様です。
土日に5kmずつ走るくらいなら、週5回で各2kmずつ走ったほうが安全に走れるようになります。過去にここを詳しく解説した記事があるので参考にしていください。

週3〜4回、2〜3kmくらいがおすすめ(疲れたら歩いてOK)
ランニングフォーム
「綺麗なフォームで走れるか不安」
「そもそもどう走れば良いのかわからない」
人間は走れるように設計されています。フォームの綺麗さはともかく何となく走ることはできるでしょう。まずは、フォームなど意識せずに景色や風を感じたり、一人で考えごとをしたり自由気ままに走ってください。フォームよりランニングが好きになる方が大切です。
フォームを気にするのは”どこかに痛みがある”や”もっと速くなりたい”などの課題がある場合です。痛みがなくパフォーマンスアップも求めていないのであれば変える理由はありません。むしろ、変えることで痛みが出るケースもあります。お節介な先輩ランナーがあれこれアドバイスしてくるかもしれませんが無視して結構、あなたらしいランニングを楽しみましょう。
まずは、フォームなど気にしなくてOK。景色や音楽を聴きながら気ままに走る。
ランニングシューズ
さずがに靴底の硬いスニーカーで走ることは推奨できませんが、運動靴ならまずはOK。でも、長く続けたいならランニングシューズを買いましょう。
価格の差でケガの発生率は変わりませんし、クッション性が高いから良いわけでもありません。距離や頻度の調節を上手くできればどんなタイプのシューズでも大丈夫。シューズもフォーム同様に課題がある場合に考えることで、これから始めるランナーは考え過ぎず”自分が履いてみたいデザイン”で良いですね。
今後速くなりたいとかフォームを良くしたいと思う可能性が高いならあまり厚底ではないシューズをおすすめしますが。
低価格で見た目が気に入った物でOK。
深く考える必要はない
昨今の情報過多な世の中では考えすぎる傾向があります。これから新たなチャレンジをするのだからウキウキ・ワクワクで始めることだけ想像してくだい。気分が上がるウェアとシューズで走りやすい道を走り、走ったご褒美で甘いものを食べるとかも大アリです。
最近身近に走り始めたランナーがいて数ヶ月後にマラソン大会に出ることになったのですが、「大会までどんな練習したらいい?」と聞かれたので「好きに走ればいいと思うよ」と答えました。これは、決して投げやりな回答ではありません笑。初めての大会、不安と期待を持ちながら非日常を味わえれば十分。
その後、「もっと速くなりたい」「参加できるだけで良い」「もう大会には出なくていい」それぞれの感想があると思うのでそれに伴う活動をすればいいだけです。私は速くさせるコーチングを得意としていますが、全てのランナーがそうである必要はないと思っています。
10kmを40分で走れる人も、80分で走る人も世間一般からは”走れるおじさん(おばさん)”という同じカテゴリーです。ランニングの良いところは一人気ままに取り組めるところなので、誰かと比べる必要はありません。
ランニングを始めただけで得られる効果はこんなにいっぱい↓

大人のランニングクラブ
私はKARADAdesignというランニングクラブを運営していて、登別・室蘭を拠点に現在20数名のメンバーがいます。自己記録を追求する人もいればエンジョイ目的の方もいて、それぞれが活動しやすい環境作りを目指しています。

一人で走ることも楽しいですが、誰かと走ることも別の楽しみがあるのでご興味がある方は渋谷までご連絡ください。


コメント