四十肩は動かしたほうが良いのか?

「四十肩(=五十肩)は動かしたほうが良いですか?」への答えは、ある時期からは動かしたほうが良いです。

四十肩は「炎症期」→「拘縮期」→「回復期」と経過をたどります。その時期により、治療の中身やご自身で行うケアも変化していきます。

炎症期は動かさない

炎症期は発症から数日~数週の時期で、痛みも強いです。黙っていても痛みを感じたり、夜に寝れない人もいます。この時期は消炎鎮痛が目的となり、病院では痛み止めの飲み薬や注射、治療院であれば医療機器による対応が多いでしょう。炎症期の対策はとにかく症状のピーク(山)を小さくすることです。ここで痛みと同時に関節がガチガチに硬くなると、その後のリハビリに長い期間がかかります。山が小さくなればなるほど、下るのは簡単ですよね。

炎症期はあまり動かしてはいけない時期なので、自分で出来ることは湿布を貼るくらいです。

拘縮期からは徐々に動かしていく

拘縮期は炎症期に比べれば痛みは落ち着いていると思いますが(それでも痛い)、肩の可動域は小さくなっています。拘縮期に入ったかどうかを素人が判断するのは難しいですが、病院や治療院から「なるべく動かしてください」と言われていれば、拘縮期と思っていいです

ここからのリハビリは施術者による運動療法に切り替わります。他者に動かしてもらうほうが関節は大きく動きますし、プロは肩関節の全ての動きを理解しているので最終的には元通りの関節になります。

拘縮期からは自分でも動かしたほうがいいですが、痛みがあるので毎日エクササイズをするのは大変かです。無理はせず、”やや痛い”くらいの範囲で構わないので継続しましょう。簡単に改善するわけではないですが、やるかやらないかは全く違います。治療のみに頼らず、並行して自己ケアもすれば辛い期間も短くなります。

勝手に治る・・人もいる

良くも悪くも勝手に治る人も沢山います。悪いと言うのは、「痛みがなくなった=治った」と思っていますが、実は関節の硬さを残している場合があります。日常動作なら可動域がわずかに足りなくとも問題なく生活出来るため、気付かないことが多いのです。このちょっとした機能低下が、将来の関節トラブルの原因にもなりうるので侮れません。

そして、このような勝手に治った人の意見を聞いて放置する人が多いのです。その人が勝手に治る四十肩かどうかは誰にもわからないので一種の賭けになります。そうこうして数か月放置し、関節がガチガチに硬まってから、病院や治療院に通院するパターンは多いです。それでも最終的には治せるのですが、完治までの期間は長くなります。

もし、これを読んでいるあなたの肩が勝手に治ったなら、良いほうの肩と同じ動作を出来るか確認してください。それが問題なければ、本当の意味で勝手に治ったと思って大丈夫です。ですが、それが家族や友人に当てはまるわけではないので気を付けましょう。

まとめ

炎症期では動かさないほうが良いので、自分で出来ることは痛み止めを飲む、湿布を貼るくらいしかありません。しかし、拘縮期に入っているのにいつまでも安静にしていると、どんどん関節は硬くなり筋力も低下していきます

四十肩は通院すれば問題なく完治する疾患ですが、治療に頼るだけではなく、ご自身でもエクササイズをしていれば、より早くゴールにたどり着けますよ。

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