
左の画像、ぱっと見良い姿勢に見えますよね?しかし、骨盤が前傾した反り腰という状態です。
世の中の悪い姿勢=猫背(画像右)であり、反り腰はまわりはもちろん、本人も姿勢が悪いという自覚が無いことが多い。
反り腰を治せば綺麗に細く見える
反り腰はお腹とお尻を突き出している状態となるので、太ってなくても太くガッチリして見えます。ちなみに太ももの前も酷使しがちで太くなりやすい。
それに気か付かずに「私は太っている」と思いダイエットを始めますが、結局お腹お尻は突き出したままなので、体重の減少ほど見た目に成果が出ないんですよね。
逆に、全くダイエットをしなくても反り腰が治れば細く見えます。
どんな人が反り腰になりやすいのか
特に原因なく反り腰になっている人もいますが、次の2つが起因している場合が多いです。
妊娠~出産後
妊娠中は子供を産むためにホルモンの作用で一時的に骨盤が開きますが、出産後その作用は無くなるので元に戻ります。よく”骨盤が歪んだ”と言いますが、基本的に骨盤自体の形状がおかしくなることはありません。
しかし、妊娠中の姿勢などで骨盤の前後左右の傾きが変わってしまうことはあり、反り腰は前に傾いた状態です。

妊娠しお腹が大きくなるにつれて重心が前にいくので、腰を反らせることでバランスをとります。出産後も抱っこひもを使っていれば同じような現象が起き、そのままの姿勢が定着してしまいます。
出産後にお腹・お尻が出て戻らないと悩んでいる方はその可能性が十分あります。(もちろん体重が増えていればその分もありますが・・)
普段から姿勢を意識しすぎている人
一般的にだらしない姿勢とは猫背のことであり、気を付けている人は普段から背筋を伸ばすことを意識しているでしょう。私が今まで見てきた方たちも、普段から姿勢を気にしている人のほうが多いです。
しかし、それが度を越えると反り腰のリスクが高まります。ある書籍で骨盤前傾の原因の一つに”軍隊式姿勢の誇張”と書かれています。

意識が高い人こそ陥りやすい姿勢とも言えそうです。
猫背はだらしなく老けた印象、反り腰はたくましくガッチリした印象といったところ。
簡単チェック方法
下のような壁立ちで自己チェックしてみましょう。

後傾は手の平程度と書かれていますが、全く手が入らない方が後傾で、手の平なら正常と考えてもよいと思います。拳がスポッと入れば立派な反り腰です。
反り腰を治すエクササイズ動画&書籍
反り腰のエクササイズは沢山ありますが、有能な方々が紹介しているので私からは割愛します笑。
少し難しいものもありますが、オガトレさんの動画はおススメです。エクササイズは継続しなくてはいけないので、楽しさと観やすさは重要!
上記のどちらでも構わないので試してみては?コツは筋トレにしてもストレッチにしても”腰が反らないことを意識する”です。反り腰は腰部の筋肉が頑張り、腹筋がさぼっている姿勢なので、基本的に腹筋(腹圧)を強化することになりますが、腰を反らした反動で腹筋トレーニングをしていたら本末店頭。
書籍も見やすいです。開いたままキープされる構造になっているので、確認しながら行えます。こういうさり気ない気配りがグッド!
重度の反り腰は自分で治すのは困難なので、専門家に施術してもらいましょう。反り腰を治すとなるとリラクゼーション目的とは異なるので、事前に「反り腰っぽいのですか、そちらで診てもらえますか」と確認したほうがいいかもしれません。少なくとも保険で対応できるものではないので、整体や自費で整骨院あたりになるかと思います。
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